偏相関係数の導出メモ
偏相関係数の導出メモ
github: https://github.com/Cartman0/MultivariateAnalysis/blob/master/PartialCorrelationCoefficient_%E5%81%8F%E7%9B%B8%E9%96%A2%E4%BF%82%E6%95%B0%E3%81%AE%E5%B0%8E%E5%87%BA.ipynb
偏相関係数の導出方法のメモ.
参考資料:
永田靖・棟近雅彦 共著,"多変量解析法入門", p.188-p.189
導出の考え方
変数$x, y, z$を考え,$z$の影響を除いたxとyの偏相関係数を考える.
$z$成分で説明される$x$の回帰式$\hat{x}$をつくる.$y$も同様.
$x$から回帰式$\hat{x}$ を引き,z成分を削除した残差$e_x$を作る.$y$も同様.
実際に導出
$z$に対する$x$の回帰式は,標本のindexをつけて書くと
$$ x_{i} = az_{i} + b $$
各パラメータを代入して,予測式は
$$ \hat{x}_{i} = \mu_{x} + \frac{S_{xz}}{S_{zz}}(z_{i} - \mu_{z}) $$
確率変数を使って書くと
変数$X$からz成分の回帰式を引いてz成分を除去した残差を計算する.
yについても同様に考えると,
この残差の相関係数を計算する.
各項を計算する.
分子:
共分散の部分を相関係数を使って表すと,
分母:
$E[ e_{Y}^{2} ]$も同様に求まる.
偏相関係数は,
参考文献・リンク
永田靖・棟近雅彦 共著,"多変量解析法入門", p.188-p.189