Windows での開発環境構築は、Chocolatey を使おう!
Windows での開発環境構築は、Chocolatey を使おう!
Windows での開発環境構築は、インストーラをDL してきて、exeを叩いて。、 アンインストールするときは、コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」から探してアンインストールします。。
しかも、Program Files にインストールされていない場合は、「プログラムのアンインストール」には無いので、 置いてあるフォルダを探して、フォルダを手動で消して。。 と面倒なんですが、それらをパッケージ管理ソフトChocolatey が楽にしてくれます。
chocolateyとは
公式サイトは以下です。
パッケ-ジ管理ソフトなので、Linux でいうところのyum やapt-get と似たものになります。
実際に使ってみたところ、 OS のクリーンインストール後などOS のレジストリが綺麗なときに導入することをおすすめします。 すでにインストールされているソフトをアンインストールして、chocolatey でインストールし直す とやってみましたが、インストールが上手くいかない場合もあったので。。(特にchromeなどのGoogle製品) 神器のように過信しないほうがいいです。。インストーラ落としてきてインストールしたほうが早い場合もあります。。
あとはネット環境良好の環境での使用したほうがいいです。たまにChocolatey APIから値が返ってこないときがあるので。。
導入する環境
導入する環境は以下です。なお、Windows10 では、Microsoft公式のOneGet があるので、 OneGet で管理したり、OneGet でChocolatey をインストールしてChocolatey で管理するなど選択肢があります。
-
Windows7 64bit
Chocolatey のインストール
インストール方法は、 Installation · chocolatey/choco Wiki · GitHub に書いてあります。
コマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを打ちます。
@powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "(iex ((new-object net.webclient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))) >$null 2>&1" && SET PATH=%PATH%;%ALLUSERSPROFILE%\chocolatey\bin
インストールされると以下のようになります。
Chocolatey がインストールされたか確認
以下のコマンドでバージョンを確認できます。 現時点(2015年10月9日)での最新版は、0.9.9.11 です。
chocolatey -v
or
choco -v
パッケージの検索
chocolatey に登録されているパッケージを検索するには、以下のコマンドです。
chocolatey list [keyword]
or
choco list [keyword]
or
clist [keyword]
また、chocolatey の公式サイトからも検索できます。
試しに「adobe」 で検索すると、以下のようになります。
AdobeReader やBrackets が結果として出てきます。
また、PCにインストールしたパッケージを確認する場合は、 オプション-l
を付けます。
clist -l
パッケージのインストール
パッケージのインストールするには、以下のコマンドです。
chocolatey install [package name]
or
choco install [package name]
or
cinst [package name]
試しに、「adobereader」をインストールしてみます。 コマンドは、以下です。
choco install adobereader
パッケージのインストールが始まると、以下のようにDL が始まります。
パッケージのアップデート
パッケージのアップデートは、以下のコマンドです。
chocolatey upgrade [package name]
or
choco upgrade [package name]
chocolatey 自身のアップデートは、以下のコマンドです。
choco upgrade chocolatey
インストールしたパッケージすべてをアップデートするには、以下のコマンドです。
choco upgrade all
パッケージのアンインストール
chocolatey から消えるだけでPCにソフトが残るので、 設定を変えておく。 これで、アンインストーラーが自動で起動される。
choco feature enable -n autoUninstaller
アンインストールのコマンドは以下です。
chocolatey uninstall [package name]
or
choco uninstall [package name]
or
cuninst [package name]
ChocolateyGui のインストール
Chocolatey にはGUI もあるので、インストールしておきます。 以下のコマンドでインストールできます。
choco install chocolateygui
ChocolateyGui をインストールすると、PowerShell もインストールされています。
ChocolateyGui は。オサレな茶(チョコ)色のGUI となっています。
パッケージを一括でインストール
Chocolatey は、パッケージをまとめてインストールすることができます。 XML ファイルで、ファイル名を.config
にします。
ChocolateyGui であれば、 PC にインストールしているパッケージ郡のXMLファイルを書き出しすることができます。 ChocolateyGui を起動して、右上の「export」をクリックして、 config ファイルを保存します。
実際にexportした.configファイルを保存しておきます。
packages.config generated chocolateyGui.
以下のコマンドで、一括インストールできます。 -y
オプションで、毎回インストールするかどうか訊かれることなく、 連続インストールができる。 これで、他のPCでも同じ環境を構築できます。
choco install -y packages.config
Note
Visual Studio は重いので、 最後にインストールしておく。
Chocoratey で、GitHub for Windows をインストールすると、 C:\Users\nabana\AppData\Local\GitHub\PortableGit_[文字列]
にインストールされる。 なので、 C:\Users\[user name]\AppData\Local\GitHub\PortableGit_[文字列]\bin
をPATHに通すと、コマンドプロンプト上でgit
コマンドが使える。
Conemu は、ターミナル関係を一括で使えるので、 最後の方にインストールしておく。 もし、GitBush が使えない場合、 settings → Startup → Tasks で C:\Users\[user name]\AppData\Local\GitHub\PortableGit_[文字列]\bin\sh.exe
を指定する。
node.js のパッケージは、nodejs と nodejs.install の2種類あるが、 nodejs.install がインストーラ版なので、nodejs.install を入れておく。
エディタAtom は、コントロールパネルからアンインストールしてもAtom のプラグインは残る模様。 なので、Chocolatey でインストールし直しても、プラグインは残る。
自分の環境では、32bit版のgoogle chrome もインストールしないと、 実行ファイルが作られなかったので、64bit版含めてインストールした。
自分の環境では、jdk8 をインストールしようとすると、DLが始まらない症状だったので、 手動インストールしてPATH を設定。 jdk8 is already installed
の状態にしてから、jdk8 に依存している netbeans をインストールした。
まとめ
以上で、Chocolatey でソフトウェアを管理できます。 まだ、最新版は、0.9.9.XX系ですが、 0.9.10.XX系から、ruby のgem のパッケージも Chocolatey で管理することができます(復活するようです)。
ReleaseNotes · chocolatey/choco Wiki · GitHub
choco gem [ruby's package]
なので、gem関係のソフトも一括インストールして環境構築することができるようになるのではないでしょうか。
このコマンド使えるようになったら、 また記事にまとめようと思います。