Illustrator, Inkscape でオブジェクトの変形(拡大・縮小、反転、傾斜)
Illustrator, Inkscape でオブジェクトの変形(拡大・縮小、反転、傾斜)
前回は、「自由変形」と「回転」について、行いました。
今回は、Illustrator, Inkscape それぞれでの オブジェクトの変形(拡大・縮小、反転、傾斜)のメモです。
Illustrator の場合
拡大・縮小ツール
正方形のみの幾何模様
「拡大・縮小ツール」を使って、 正方形のみの幾何模様を作ってみます。
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まず、Shift + ドラッグで、正方形を描く。
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「拡大・縮小ツール」をダブルクリックして、 拡大縮小ダイアログを出す。
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「縦横比を固定」の「拡大・縮小」を 80% に変更して「コピー」。
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Ctrl + D で、「変形の繰り返し」をして完成。
台形
「拡大・縮小ツール」を使って、 台形を作ってみます。
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まず、長方形を描く。
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ダイレクト選択ツールで上辺となる2つのアンカーを複数選択 (Shiftを使う)。
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ドラッグして調整する場合は、 アンカーをクリックしたまま、 Ctrl + Shift + Alt を押したままドラッグする。
[イラストレーター]自由変形ツールで台形を作る|Illustrator・Photoshop・InDesign マスター教室 アドビ認定インストラクター★まきのゆみが指導!数値指定する場合は、 「拡大・縮小ツール」をダブルクリック。
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数値指定を指定して台形の完成。 下図の例では、70%と指定。
リフレクトツール(反転)
「リフレクトツール」で、リボンのような図形を作ってみます。
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まず、「多角形ツール」で正三角形を描く。 そして、「回転ツール」で-90°回転する。
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各アンカーを「アンカーポイント切り替えツール」で、 角を丸める。
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「選択ツール」でオブジェクトを選択してから、 「リフレクトツール」をクリック。 反転するときの基準点をAlt + クリックで変更すると、 リフレクトダイアログが出現する。
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「リフレクトの軸」を「垂直」にして「コピー」 して、グループ化して完成。
シアーツール(歪み)
平行四辺形を描いてみる。
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まず、長方形を描く。
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「シアーツール」をダブルクリックすると、 シアーダイアログが出現する。
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角度を入力して、平行四辺形を作る。
Inkscape の場合
Inkscape の場合も同様の処理ができるのか試します。
拡大縮小
「変形」から「拡大縮小」ができる。
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「矩形ツール」で、Ctrl + ドラッグ で正方形を描く。
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Ctrl + Shift + M で「変形」を出しておく。
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Ctrl + D で、「複製」する。
「変形」の「拡大縮小」タブに切り替え、 数値を入力。
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Ctrl + D 「複製」、「拡大縮小」の「適用」の繰り返す。 グループ化して完成。
選択ツールで反転
Inkscape には、リフレクトツールはないが、 「選択ツール」で反転できる。
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「星形ツール」で、「角:3」にして、 「丸め」 も設定し、三角形を描く。
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「選択ツール」にしておく。 回転の軸を変更する。
続いて、オブジェクトを「複製」で複製する。
そして、上部の「選択オブジェクトを水平方向に反転」 をクリックする。 グループ化して完成。
傾斜
「変形」の「傾斜」タブで数値指定できるので、 平行四辺形を作ることができる。
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長方形を描く。
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「変形」で「傾斜」タブを呼び、 角度を入力し「適用」。 で、完成。
台形の描き方
Illustrator のドラッグで作るのと同様に、 ノード(アンカー)をずらす。
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長方形を描く。 そして、パスに変換する。
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「ノード選択ツール」で、ノードをドラッグしてずらす。 または、上辺にあたるノード2つを複数選択し、 Ctrl + ,または、 Ctrl + . で辺の長さを調整する。
参考リンク
関連リンク