Windows XPにあれこれしてLinux Ubuntu14.04(32bit)をインストールしてみた話(その2)
その1WindowsXPにあれこれしてLinux Ubuntu14.04(32bit)をインストールしてみた話(その1) - はしくれエンジニアもどきのメモからの続きです。
前回は、Wubiを使ってWindowsXPにUbuntu 14.04(32bit)をデュアルブートしようとしてました。wubi.exeが完了して再起動するところまでいけました。
その後、ネットワークに接続すると、言語ファイルなど必要ファイルをDLして、インストールしてるみたいでした。
先に書いておくと、今回発生した問題は2点。
1. boot画面でUbuntuを選択して起動すると、
"error Prefix is not set "
というエラー
2. Ubuntu立ち上げ画面で、
" Serious errors were found while checking the disk drive for /.
press [I] to ignore, press[S] to skip mounting and press [M] to mount manually "
というエラー
順番に説明していく。
1. "error "Prefix" is not set "
しばらくすると電源が切れていたので、インストールが終わったのかと思ってPCの電源を入れる。すると、WindowsXPとUbuntuのブート画面になった。ちょっと感動。
Ubuntuを選択してみる。
黒画面の左上に、
"error "Prefix" is not set "
と表示され起動できず。
ggって解決策を探すが決定的な答えが見つからなかったので、試行錯誤。
(a) インストールが正しくできなかったのかと疑い、WindowsXPからアンインストールして再インストールしてみる。
結果変わらず。
(b) インストール先のDドライブ(NFTS)のファイルフォーマットがおかしくなっているのかと疑い、NFTSでフォーマットしてから、インストールしてみる。
結果変わらず。
(c)WindowsXPで、インストール先のドライブにchkdsk をしてみる。
ggrとこんな記事が。
古いPCに Ubuntu をインストール / 竹の子 Bamboo
Ubuntu日本語フォーラム / buntu12.04をインストール後にTry(hd0,0):NTFS5:error"Prefix" is not set と表示れる
どうやら、chkdskでうまくいった例があるようだ。しかし、日本語フォーラムの方では真偽が定かではないのでやらないほうがいいという回答。
これ以上思いつく手段もないので試してみる。
そもそもchkdskってなんだっけと思い、ggってディスクのチェックを思い出す。
コマンドプロンプトのコマンドでできるけど今回はGUIで試す。
参考サイトはいくらでもあるけど例えば
「chkdsk」と修復オプション - パソコントラブルと自己解決
- ドライブ(今回はDドライブ)の右クリックメニューから「プロパティ」
- 「ツール」タブの「チェックする」
- 修復オプション の両方を選択して
- 「開始」
終わったこと確認してからUbuntuを起動。
するとエラーが消えました。これが正しいやり方なのかわかりませんが、とりあえずエラーが消えたのでよしとする。
これで、終われば万々歳なのですが、次はUbuntuの立ち上げ画面で、
" Serious errors were found while checking the disk drive for / "
というエラー発生。
2. "Serious errors were found while checking the disk drive for / "
ggrと、WubiでUbuntu14.04をインストールで発生する有名なエラーっぽい。英語でいくつか見つかる。
Ubuntu 14.04 won't load after upgrade
youtubeで、このバグについての動画もあるようだ。
Ubuntu 14.04 Wubi - Fixing Serious errors Found error (GRUB boot bug) - YouTube
ちゃんと理解してないが、どうやらbootファイルのとある部分が、" ro "(リードオンリー)になっていて、これを"rw"に書き換えれば動くらしい。
しかし、Linux初心者の私にとって、bootファイルの書き換えなんてデスクトップにすらいけないのにどうやるんだという感じ。
ggrと初心者の私でもできるくらい細かく説明してる先人様のブログを発見。
浅野直樹の学習日記 | lubuntu14.04のwubiでのインストール
こちらを参考にする。
ほぼ引用だが、
1.GRUB2 bootを編集
ubuntuや advanced optionsなどを選ぶ画面(下画面)で「e」を押す。
そうするとGRUB2 boot編集画面に入るので、下の" ro "を"rw"に書き換える。
linux /boot/vmlinuz-3.13.0-43-generic root=UUID=XXXXXX loop=/ubuntu/disks/root.disk ro rootflags=syncquiet splash $vt_handoff
↓
linux /boot/vmlinuz-3.13.0-43-generic root=UUID=XXXXXX loop=/ubuntu/disks/root.disk rw rootflags=sync quiet splash $vt_handoff
F10で保存終了して起動。 これでログイン画面出ました、やったぜ。
どうやらの1の書き換えは、最処の起動にしか適用されず、次回の起動ではまた書き換えなければならないみたい。それを解決するために次へ。
2.10_lupinファイルを編集
/etc/grub.d/の中にある10_lupinというファイルを編集。やることは同じ、" ro "を" rw "に書き換える。エディタは何でもいい、今回はgeditを使用。
コマンドとしては、
sudo gedit /etc/grub.d/10_lupin
10_lupinの150行目を書き換える。
linux ${rel_dirname}/${basename} root=${LINUX_HOST_DEVICE} loop=${loop_file_relative} ro ${args}
↓
linux ${rel_dirname}/${basename} root=${LINUX_HOST_DEVICE} loop=${loop_file_relative} rw ${args}
Ubuntuは、こうやってbootファイルの書き換えができちゃうんですね。Linuxすごい。どこぞのWind○wsはダメなシステムファイル適用した途端、起動すらできなくなるというのに。Linux愛好者の気持ちが少しわかりました。
これで無事WindowsXPにUbuntu14.04をデュアルブートできました!
おまけ 日本語化
今回の目的は、「日本語で使う」なので、日本語Remix版と同じ仕様にする。
といってもやりかたは紹介されている。
Ubuntuの日本語環境 | Ubuntu Japanese Team
以下引用ですが、
1. 以下のコマンドを実行し、GPG鍵とレポジトリを追加します。
Ubuntu 14.04 LTSの場合:
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/trusty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
2. [システムの設定]から「フィルタ」に“言語サポート”と入力して、[言語サポート]画 面を開く。「メニューとウインドウの言語」として日本語が含まれていることを確認。
3. 日本語 Remix DVDに追加されているパッケージと同じものをインストールする場合は、以下のコマンドを実行。
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
これで日本語化・日本語入力OKです。
次回はやったほうが良い細かい設定など書きます。
WindowsXPにあれこれしてLinux Ubuntu14.04(32bit)をインストールしてみた話(その1) - はしくれエンジニアもどきのメモ
Ubuntuを使いやすくする まとめ - はしくれエンジニアもどきのメモ